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隠れたお大師さまの足跡 |
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資料提供 勝浦町 |
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杉の美林に囲まれた境内に茂る3本の大銀杏で昼でも薄暗く、聞こえるものと言えば横を流れる谷川のせせらぎ。 近年に建て変えた木の香りも新しい庵の前庭の隅に、円盤形の石碑がありその裏側には「仏陀石」の文字が刻まれています。さらに一段下がった広場の大銀杏の木の根本近くに、四段に積まれた石台の上に53体の仏像が安置されています。 その仏像の横に、石積みの門があり、そこから「四国のみち」が、星の岩屋、三十八仙そして婆羅尾森林公園へと続いています。 この仏石について、次のような話が伝わっています。 昔、弘法大師さまが、教えを広めて勝浦においでになられたある夜のことです。山上に、光り輝くものが見えました。お大師さまはたいそう不思議に思われ、次の日の朝早く山に分け上がり、やっと峰にたどり着きました。 そこには、高さ15〜16メートルの大岩があり、その大岩を仰ぎ見たお大師さまはあっと驚かれました。その大岩の上には、仏教界のすべての仏様が現れて光り輝いていたのです。 お大師さまは躍り上がって喜ばれ、もろもろの仏様の霊をそこに祭られ、人々に信仰をすすめられましたので、後々の人々はこの巨岩の上に、七十三尊の仏像を刻んで安置したということです。 |
ぶつ だ せき |