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隠れたお大師さまの足跡
弘法大師お杖の水
場    所 徳島県名小松島市日開野町 小松島中学校から南へ150メートル
ナビ N33°59′49″  E134°34′51″     地図はこちら
番外霊場 弘法大師お杖の水 




 
資料提供 小松島市
小松島市リンク

 ある真夏の暑い日、長い旅の最中と見える僧侶が、この地を通りかかった。のどがひどく乾いた僧侶は近くの農家に立寄り、水を飲ませて欲しいと主人に頼んだ。しかし、この貧しそうな僧侶に意地悪く「このあたりの井戸水は塩が混じっていて飲めんよ」と断った。しかたなく僧侶は疲れた足どりで南に去って行った。この貧しげな僧侶が四国修行中の弘法大師(空海)であった。

 僧侶が立ち去った後で、この農家の主人が水を飲もうとして井戸水を口にしたところ、今の先までおいしかった水が塩からくてとても飲めるものではなかった。主人はあわてて、僧侶の後を追ったがもうすでに僧侶の姿は見当らない。以後、この地の水は飲めなくなってしまった。

 それから数年後、再び弘法大師がこの地を訪れた。長い街道の途中で旅する人が水を飲みたくても塩からくてとても飲めない。この地の人も大変困っている様子を見た弘法大師は、あわれに思い、手にしていた杖で地面をトーンと突くと、真水が噴水のようにあふれだしてきた。

 これ以後、旅人をはじめ、この地の人々も水に困ることなく助かったという。そして、この井戸を「弘法大師お杖の水」と呼ぶようになり、弘法大師に深い感謝するとともに、この井戸を大切に利用し、今日にいたっている。